ダイバースリーダーシップ推進協会 ブログ

ダイバーシティと多様性を強みに変える組織作りコンサルティング 育成のプロ集団、ダイバースリーダーシップ推進協会のブログです。

「Are you ready?」〜働き方改革への準備は十分ですか?

前回まで5回にわたって、「新時代に必要な11人の戦士」シリーズをお届けして

参りましたが、如何でしたでしょうか?

8月になり、梅雨寒もようやく開けたと思ったとたん、連日のように全国各地で猛暑日が続いていますが、夏ばて等されていないでしょうか?

 

お盆前ということもあり、多くの方々が、夏季休暇に入る前というタイミングかと思いますが、本日はご自身の働き方改革のレベル(Are you ready ?度合い)=本番に向けた準備というテーマで、記載してみたいと思います。 

いつものブログよりも、実践レベルの内容になりますが、お盆休み後にチーム運営の仕方を変えてみるための、振り返りのきっかけになればと思います。

 

閑話休題。先日も、ニュースで東京都のオリンピックに向けた交通に関する準備の一環が紹介されていました。

7月24日から二日間に渡って、都心部の混雑緩和に向けた大がかりな交通規制実験が行われ、競技会場への主要ルートとなる首都高速道路では、通勤時間帯を中心に最大で33カ所の入口を閉鎖し、環状7号線では都心方向への流入を抑制し、過去に例のない規模で、交通規制のシミュレーションを実施したとのことです。

 

オリンピック期間の前後は、今まで以上に、多くの観光客が東京におしよせ、多くの人達が、電車、バスとあらゆる交通機関を利用するでしょうし、交通機関を含む交通網への影響はただでさえ、朝の通勤ラッシュを経験していると、恐ろしくも思える状況が目に浮かびます。

 

1年後のオリンピックに向け、様々な準備が着々と進んでいるとは思いますが、大掛かりに行っても想定外の事は必ずと言って良いほど起こります。

 

そんな意味で、皆さんの「働き方改革」への準備は十分でしょうか?

 

 

 【働き方のReady状態は?】

2019年4月から、働き方改革に関連する法律が新たに施行されて

長時間労働の是正や、多様で柔軟な働き方の実現と、働く方々が、それぞれの事情に応じた多様な働き方を選択できる社会を実現するために色々と取り組みがされていますが、多くの施策は長時間労働の是正のみに焦点が当たっているように思われます。

 

本来の働き方改革とは、生産性を保持、或いは向上させる事と同時に実施されるべき内容ですが、それを実現するのは、オリンピック並み(?)の目標や計画が必要ではないでしょうか?

ましてや、そのシミュレーションという意味での、仮説検証も必須ですね。

それらを踏まえ、皆さんや皆さんの企業での準備や、試行は十分でしょうか?

 

  【狙いは正確ですか?】

先日、とある企業に働いている友人と話したとき、リモートワークしたいけど、その方が時間もかかるし、作業も増えるので、滅多な事がない限りしないという話を聞きました。

 

その企業では、リモートワークを実施するにあたり、1週間前からその日にどの様な作業を実施するかの計画書を作成したのち、上司へ申請、承認を得る必要があるとの事です。

また、リモートワークを実施した後も、計画書に対しての実績を報告するなど、オフィスで働いていたら「不要」な、計画書の作成と、それに対しての報告書の作成と言った具合に、通常必要ない作業が増えるため、リモートワークは極力実施しないようにしていると言っていました。

 

私はそれを聞いていて、flexibleな働き方をするために、un flexible な作業が多いのでは本末転倒だと感じてしまい、それでは、何のための働き方改革なのだろうと思いました。

 

コンサルタントという職業柄か、リモートワークをかなり前から活用していた私からすると、リモートワークでもオフィスで働く事も、あまり大差がないはずなのに、なんでそんな色々と追加作業が必要なのだろうと思っております。

 

常に(適宜)、上司、チームとタスクや、業務のスケジュールを共有していれば、リモートワーク実施前日にでも、翌日の自分の担当タスク、リモートワークする事でのチームへの影響有無を把握できるでしょうし、自分のタスクを明確にした上で、特に厳密な計画書を作成せずとも、リモートワークができるのではないでしょうか。

リモートワーク中でも、相談事があれば、メールや電話、テレカンで随時コミュニケーションを取れば良いし、レビューが必要であれば、テレカンで実施とflexibleに対応は可能です。

 

確かに、職種や業務内容によっては、リモートワークは制約される職種・業務があるとは思いますが、今までのやり方では、制約されても、やり方を変えれば十分にリモートワーク可能な業務もあるのではないでしょうか。

 

また、柔軟な働き方をするために必要な管理も、常に上司と部下で状況を共有しておけば、1週間前から準備して、全て管理するやり方は必要ないのではないでしょうか

 

例えば、ブレインストーミングなど、アイデア出しの会議や、多くのInteractionが発生する場合は、F2Fの会議、ひざを突き合せた会議の方が心地よい時もあるかとは思いますが、折角の働き方改革のタイミングですし、「どう働くか」を考えてみてはいかがでしょうか

 

 【大イベントをきっかけに!】

また、前段でも書かせていただきましたが、オリンピックシーズンには、多くの観光客が東京におしよせ、交通機関が逼迫する可能性がありますので、オリンピックシーズンに年休を取り、お休みをするというのも、選択肢の1つではあります。

 

が、いっそのこと出社せずとも、オフィスで働くのと同じパフォーマンス、アウトプットを出す方法を考え、働き方改革を実行してみてはいかがでしょうか?

 

今年の夏休みにまず、ちょっとでも頭の片隅で、働き方改革って何だろう?と考えていただければと思います。

 

M.S

 

 

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